来週にも復帰の可能性が出てきたヤンキース田中将大投手 [Getty Images]

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 米スポーツ総合サイト「SPORTS ON EARTH」で、今季のルーキー選手たちを“将来性”の視点からランキング形式で発表している。そのランキングで1位とされているのが、ヤンキース田中将大投手。今季の活躍だけでなく長期的な観点でも、田中が米国内で高い評価を受けていることが改めて確認された。

 記事では、MLB.com(MLB公式サイト)のジム・キャリス記者が今季のルーキー選手について、将来性(中長期間にわたる活躍予測)をもとに順位を発表。1位に選ばれた25歳の田中について、「ケガで戦列を離れているが、たとえ手術に踏み切ったとしても、復帰後に今季前半と同じレベルで活躍できるだろう」と予測。特に田中のスプリットについては「世界一アンフェア(不公平)なボールだ」と寸評するなど、今季開幕からの快進撃は偶然ではなく、実力が本物であるとの見解を示している。

 2位は上原・田沢両投手の同僚であるレッドソックスのX・ボガーツ。現在の打率は2割台前半だが、将来性を高く評価。「いずれ30HRを打てる強打の遊撃手に育つだろう」と予測。また、田中と新人王を争っていたホワイトソックスのJ・アブレイユ選手は意外にも低評価の7位。その理由に、現在27歳の年齢を挙げ「年齢的に、すでに全盛期に入っている」と評している。

 現在、復帰に向けたリハビリが佳境を迎えている田中将大。早ければ来週にも復帰するとの報道も出ている。もちろん、復活は喜ばしい限りだが、周囲では田中の今季復帰について不安視する声が少なくない。米国でも認められている田中の“将来”が、明るいままでありますように…。来季も開幕から元気な姿を見れることを期待するばかりだ。