ガラタサライFWディディエ・ドログバは、36歳になってもまだ違いをつくれることを示してきた。ユヴェントスはチャンピオンズリーグ（CL）でそれを思い知っただろう。おそらく彼らは、2013年１月にドログバではなく、FWニコラ・アネルカの獲得に向かったことを後悔しているはずだ。

そこで、来季からCLの舞台に戻るローマは、ドログバの獲得を考えている。フランス『lesport10.com』によると、ローマはすでに選手のスタッフとコンタクトを取ったそうだ。

ドログバは今季でガラタサライとの契約が満了する。2013年１月に18カ月の契約を結び、53試合で20ゴール（うち３ゴールはCLでの得点）を決めてきた。契約は600万ユーロ（約８億4000万円）にボーナス。決して少額ではない。

だが、ドログバは現在36歳であり、減額に応じるかもしれない。サラリーは減るが、さらにCLで戦い続けるチャンスを手にすることができる。

ローマが勝たなければいけないレースの相手は、ガラタサライだ。上海のときと違い、ドログバはすぐに居心地の良さを感じている。ガラタサライは契約延長を提示するだろう。

だが、今季のガラタサライはおそらくリーグ戦で２位に終わる。ドログバが環境の変化を望むこともあり得るだろう。ローマへ移籍すれば、彼より２歳年上の別のカンピオーネ（最高の選手）、フランチェスコ・トッティと一緒にプレーすることとなる。まったく悪くない展望ではないだろうか。