ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役が、約1時間にわたって、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。その中で記者や『Gazzetta.it』のユーザーたちの質問に答えている。

▽ユヴェントスについて
「彼らは我々を倒そうとするだろうし、我々もチャレンジする。ただ、24試合で見ると、我々はユーヴェと同じ勝ち点だ。我々はユーヴェに劣っているわけじゃない。勝ち点15の差があるとしても、それは序盤にできたものだ。来シーズンを同じメンバーで始めたら、8節までに勝ち点15差なんてつかないと確信しているよ。24試合の戦いでは互角なんだ。ラスト5シーズンで言えば、最も勝ち点を取っているチームだ。UEFAのランキングで考えたらトップだね」

▽移籍市場について
「ミランはトッププレーヤーをつくり出さなければいけない。買うのではなく、ね。それから売却することもあるだろう。2012年7月にやったことだ。我々は完全に体質を変えた。若手主体へと切り替えたんだ。我々にはより注目を集める若手がいる。経営のバランスを保ちつつ、この道を進まなければいけないね。もし、選手を獲得するなら、まずはDFになる」

▽ズラタン・イブラヒモビッチとチアゴ・シウバ
「イブラがユーヴェへ? 彼は偉大なプロ意識を持っている。彼を売却しなければいけなかったのは残念でならないよ。しかし、我々の経営と彼の給料は両立できない問題だった。もしイブラかチアゴを買い戻せるなら? スクデット(セリエA優勝)は、より失点が少ないチームが獲得するものだよ…」

▽本拠地サン・シーロ
「自分たちのスタジアムと感じているよ。もちろん、最新というわけではないが、とても大事だ。我々は残る。もしインテルが出ていくなら、我々はリニューアルをしたいと思う。サン・シーロは我々のホームだ」

▽マリオ・バロテッリ
「彼が『タイム』誌のトップ100に入ったのは興味深いね。しかし、我々が彼を獲得したのは、サッカー選手としてだ。それはゴールとパフォーマンスで見せている。それからメディアの注目を集めるなら、それは良いことだね。(名誉会長のシルヴィオ・)ベルルスコーニが彼に嫉妬? ベルルスコーニ会長は誰にも嫉妬などしないよ。マリオはミランの、そしてイタリアの、貴重な財産だ」

▽ステファン・エル・シャーラウィ
「エル・シャーラウィとは何もないよ。日曜日の試合(ベンチスタートとなったナポリ戦)では、監督がロビーニョの起用を決めただけだ。彼はベンチに座ることを受け入れた。(マルコ・)ファン・バステンもそうだったよ。シーズンの前半戦で、我々は彼に救われた。それから彼のペースが少し落ちた。フィジカルというよりも、メンタルの問題だね。日曜日のユーヴェ戦では、プレーするんじゃないかな」

▽マッシミリアーノ・アッレグリ監督
「アッレグリとは毎日のように話している。ほかの監督と接触しているなんてことはない。彼は残るよ」

▽ロビーニョ
「彼はサントスに戻りたかっただけだ。そのほかのオファーはすべて断っていた。彼は偉大なサッカー選手だ。我々は、常に契約延長はシーズンの終わりを待ってやる。チャンピオンズリーグ出場を確実にしてから取り組みたいからね。今は順位が大切だよ」