良かった点は、後半戦に入って無敗を維持していること。4位フィオレンティーナとの勝ち点差も4だ。だが、2位ナポリとの勝ち点4差も変わらなかったのは、ミランにとって笑えないことだろう。14日、ミランはナポリとの直接対決で1−1と引き分けた。しかし、ポジティブな面を見ようとしている者たちがいる。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督は試合後、次のように話している。

「これは重要な勝ち点1だ。チャンピオンズリーグ(CL)自動出場権の行方を分からないままにしたのだからね。だが、フィオレンティーナとの距離を維持することも重要だった。我々は特に10人になってから、正しい闘争心で戦ったね。後半にもっとやれたかもしれないが、いくつかゴールチャンスを失敗してしまい、スピードにやられてしまった」

「我々は良いスタートを切っただけに、残念だ。ナポリに追いつけるか? サッカーとは不思議なもので、残り6試合で勝ち点4差というのは大きい。我々はフィオレンティーナのことも見なければならないんだ。3位であっても、CLに出場することが目標だよ。19試合前は、フィオレンティーナとの差が10ポイントだったんだ」

「ロビーニョは良い試合をした。今からシーズン終了まで、彼は重要な存在となる。彼はカンピオーネだよ。残念ながら、1月以降は難しいシーズンだった。コンディションを取り戻すことを願おう。なぜ彼を起用したか? 相手のバイタルエリアに入っていく選手が必要だった。(ステファン・)エル・シャーラウィとは異なる技術の選手でね。(ケヴィン=プリンス・)ボアテングが負傷交代したときに、ロビーニョを右にしては良くなかったから、(エムバイェ・)ニアンがよりカバーしてくれたんだ」

「エル・シャーラウィには心身ともに充電が必要だよ。特に精神面でね。すべての選手が年間50試合に出場しなければいけないというなら、来年は14人構成でいいじゃないか。精神的な要因もある。ステファンが成長しなければいけないのは普通のことだ。最近の試合は序盤戦ほどじゃない。サッカーではときに尺度を失うときがあるんだよ。(マッティア・)デ・シリオに関しても同じだ」