レアル・マドリーMFカカーのミラン復帰は、どうなるか分からない。両クラブの首脳が会談したニューヨークからは、ミランにとって励みとなる、ちょっとしたシグナルが感じられている。カカーには応じる用意があるというのだ。

何に? ミラン復帰に役立つことに、だ。どうやって? 唯一の方法だ。つまり、減俸に応じるということである。しかし、淡い期待を抱いてはいけない。カカーの犠牲だけでは、現時点では不十分だからだ。

カカーの元チームメートたちの一部は、先日から同選手に連絡している。カカーは、ミランで以前と違うことのすべてを知りたがっているのだ。ミランがディフェンスラインの前での起用を望んでいると聞き、カカーは悪くないと考えたのである。

彼は2007年のころの自分とはもう違うことを知っている。5年前のダッシュがないことを、分かっている。だが、彼の脚と頭には、まだサッカーがあるのだ。問題はそこではない。それはカカーも知っている。問題はお金なのだ。そして、カカーには減俸に応じる用意があると見られる。

しかし、ここでハードルに、障害に、越えるのが非常に大変な山になっているのが、レアル・マドリーである。ミランはカカーの無償レンタルを望んでおり、フロレンティーノ・ペレス会長との最初のコンタクトでもオファーしたのはこれだけだ。だが今のところ、レアルはこの無償レンタルに関心を抱いていない。カカーのミラノ帰還は、非常に難しいのだ。