福島から韓国入りしようとした3人から放射線検出、精密検査へ

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韓国教育科学技術省は17日、福島から韓国の仁川空港に入国しようとした日本人2人、韓国人1人から、放射線が検出されたと発表した。3人が乗っていたのは、午後4時30分着のアシアナ航空。ほかの乗客からは検出されなかった。

日本人1人と、韓国人1人から検出された放射線は微量で、衣服と一部の所持品を廃棄し帰宅させたが、日本人1人からは比較的高い放射線を検出。精密検査が行われた。

精密検査をした日本人は50代の男性で、頭、コート、靴から基準値の1マイクロシーベルトを超える量を検出した。具体的な数値は明らかになっていない。現在も空港に留まっており、韓国当局は治療が必要かどうか協議しているという。男性は、福島原発から近い地域に居住していた。

教育科学技術省は、17日から仁川空港と金浦空港にそれぞれ2台、放射線量を検出する機器を配備し、日本から入国した乗客を対象に検査を実施。今後は、原発の近くに居住していた日本人や韓国人の入国がさらに増えると見て、警戒を強めている。


参照:[日本大地震]福島入国者3人、放射線物質検出 - 毎日経済
参照:日本発入国者、放射線物質検出 - ソウル新聞

(文:林由美)

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