バルセロナとミランは25日、カンプ・ノウで親善試合「ガンペールカップ」を戦う。バルセロナはミランへの移籍後、初の対戦となるFWロナウジーニョのために、特別な歓迎を用意しているようだ。そしてロナウジーニョもすでにバルサへ感謝の言葉を述べている。24日、ロナウジーニョはバルサのオフィスに公開するための手紙を送ったのである。

「このメッセージはバルセロナのすべてのソシオ、サポーター、幹部、職員、選手、友人たちに送るものだ。みんなも知っているように、僕はあまり話すタイプではなく、こういうあいさつをするのも好きじゃない。でもこの場を借りて、バルセロナのユニフォームを着た5シーズン、僕と一緒に過ごしてくれたみんなに感謝したいんだ」

「バルセロナでの5シーズンは僕にとって、プロとしても個人的にも、間違いなく人生最高の時期だった。本当に、一緒に過ごした時期は楽しめたと思っているよ。別れのあいさつは好きじゃないから、明日の夜は友人たちと会う機会と考えたい。もちろん、古い友情やかつての関係の再発見ということでもある」

「カンプ・ノウに戻るのは、僕にとって本当に特別なことなんだよ。ずっと僕が好きなスタジアムの一つだし、カンプ・ノウではすごく楽しむことができた。すべてのクレたちを楽しませることができたとも思っているよ。すべてのバルセロニスタたち、そして特にサンドロ・ロセル(会長)に心からの抱擁を送りたい」

バルセロナはロナウジーニョのために2つのことを準備しているという。まずは、バルサ時代の彼のベストプレーを集めた映像を流すこと。そしてもう一つが、2列になって拍手で出迎える“パシージョ”だ。バルセロナを去った多くの優れた選手たちと同じように、ロナウジーニョにとってもバルセロナとの最期は苦々しいものとなった。だが、思い出が消されることはないのだ。