「南アフリカへ行くためにやれることはすべてやった。でも残念ながら、招集されなかったよ」

インテルMFエステバン・カンビアッソが、南アフリカ・ワールドカップ(W杯)へ臨むアルゼンチン代表のメンバーに選出されなかった悔しさをあらわにしている。“クチュ(カンビアッソの愛称)”の今シーズンを考えれば、ディエゴ・マラドーナ監督が23人のメンバーに彼を入れなかったのはサプライズだった。カンビアッソはインテルでスクデット、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ(CL)の3冠を達成している。

カンビアッソは『TYCスポーツ』に対し、「落胆しているよ。でも、こうなってしまったんだ。すでに起きてしまったことを考えて続けていてはいけない。今は南アフリカへ向かう仲間たちを応援するよ。彼らが母国に喜びをプレゼントできることを願いながらね」と語った。

一方、CL決勝でインテルに敗れたバイエルン・ミュンヘンのルイス・ファン・ハール監督は、ドイツ『ビルト』の中で、「正直に言って、私は自分の選手たちが世界王者として戻ってくることはないと思っている」とコメント。バイエルンの選手がW杯で優勝することはないとの見解を示した。

つまり、ファン・ハール監督はアルゼンチン(マルティン・デミチェリス)、フランス(フランク・リベリ)、オランダ(アリエン・ロッベン、マルク・ファン・ボメル)、そしてドイツ(8選手)を優勝候補から外したわけだ。

同監督は「スペインかブラジルが優勝するだろうと思う。おそらく、アルゼンチンはベストチームだが、良い監督がいるかどうかは重要だと思う」とつけ加え、アルゼンチン代表のマラドーナ監督にキツい一言を浴びせている。