「サンプドリアのジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)がユヴェントスに?」

そんな噂が飛び交っていたが、サンプドリアのリッカルド・ガッローネ会長がその可能性を認めた。サンプドリアのトップは22日、次のように話している。

「私は40年間、経営者として責任を背負っている。もし、ユヴェントスのようなサッカー界の主要クラブが一人のマネジャーに近づいているというのであれば、その人物を手放すことを引き止めたりはしない。マロッタはまだ若く、優秀なマネジャーだ。正当なオファーを受けているのであれば、移ることは正しいことだろう」

サンプドリアで代表取締役兼GMを担当するマロッタ氏は、現在の契約が2011年6月で満了となる。約8年間にわたってサンプドリアを強化してきた同氏の功績は大きなものだろう。移籍市場ではFWアントニオ・カッサーノを連れてきたほか、FWジャンパオロ・パッツィーニを獲得した。現在、サンプドリアが来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を争っているのも、マロッタ氏の手腕なしには考えられなかっただろう。

ユヴェントスが敏腕マネジャーを引き抜くことになるのか、今後の動きに注目が集まりそうである。