24日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、インテルと対戦するチェルシー。カルロ・アンチェロッティ監督が“ホーム”へ戻ってきた。ただし、ブルーのTシャツで。プレミアリーグで首位に立つチェルシー。だが今、カルレット(アンチェロッティ監督の愛称)には実現したい夢がある。インテルをCLから敗退させ、チェルシーをベスト8へ連れていくことだ。

23日の記者会見で、アンチェロッティ監督は温和で楽観的な笑顔を見せている。「プレミアリーグとCLはイングランドで同じ価値を持つ。私がカップ戦と深い絆を持つことは知っているだろう。だからこそ、我々はここまでのプレミアと同じように、できるだけのベストを尽くしていく」。

イタリア人記者から最も寄せられた質問は、ジョゼ・モウリーニョ監督に関するものだ。同監督が「イタリア全土がチェルシーを応援するとアンチェロッティが言ったのなら、それは彼もその一味ってことだろう」と発言したことに対しては、「そんなことは言っていない。私はこのクラブのために働いており、全力を尽くしている。インテルに対しては敬意を払っているよ。常にそうだったし、今回もそれは同じだ」と答えた。

アンチェロッティ監督は試合について考えるべきだとしている。

「明日の雰囲気を恐れるか? いや、我々はインテルのテクニカルなクオリティーだけに集中しなければいけない。それを防ぐために全力を尽くさなければいけないんだ。両チームにとって非常に重要な試合だ。良い結果を出すためには、100%を出さなければいけないと分かっている。だがそれは、彼らにとっても同じことだ」