マンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニーをもっとも恐れさせているのは、同クラブを率いるアレックス・ファーガソン監督だと思っていないだろうか? 実はまったく違ったようだ。彼を本当に恐がらせているのは、イングランド代表を指揮するファビオ・カペッロ監督だという。

ルーニーは英紙『サン』に対し、カペッロ監督を「見ていることすらできない」と明かしている。「ちょっとしたことなんだ。廊下で横を一緒に歩くときとか、まるで自分のことを見ていないようなんだ。もしくは、動き方や見方とかも恐い。とてもハードな人だというのは知っているだろうけど、彼のオーラには本当にビビっちゃうんだよ」。

またルーニーは、カペッロ監督とはサッカー以外の話をすることはまったくないとも明らかにしている。「代表の練習で会うとき、僕らはただ仕事をするためだけにそこにいるんだ。それだけなんだよ。アートやプライベートについて話すためじゃない。僕らは彼に何も聞かないし、彼も僕らに何も聞かないね。そして練習が終われば、それぞれが家に帰るだけさ」。

先日行われたブラジル代表との国際親善試合でキャプテンも務めたルーニーは、誰にもポジションを保証しないというカペッロ監督のやり方が、期待される結果を手にするための鍵だと考えているようだ。

「良いプレーをしなければ外されるってことは、みんなが分かっている。単純なことさ。でも、それが機能しているんだよ。僕に関して言うと、もっと学び、改善しなければいけないことは分かっている」