【コラム】G.I.ジョーサラリーマンの鉄則!!（1）〜打ち合わせの鉄則の巻〜
城 剛史
今年で新卒２年目のごく普通のサラリーマン。特にこれといった特技もないため、この先の身を案じて同じ部署の鷹山先輩から、G.I. ジョー サラリーマンになるための鬼の指導を受けることを決意したところ。オムライス大好き。
鷹山先輩
今社内の数々の記録を更新してきた、自他共に認めるG.I. ジョー サラリーマン。その徹底したワークスタイルから男女を問わず尊敬を受ける社内のカリスマ。また、新人指導の厳しさも有名で、「鬼教官」の異名も持つ。理想の女性は釈由美子。
城：はい。資料は多めにプリントアウトしてきたしっと。ビジネスマナーの本も読みこんできたし、予習はバッチリです。
鷹山先輩：ほほう。えらい自信たっぷりじゃないか。じゃあ、早速聞かせてもらおうか？
城：あ、はい。まず、遅刻は厳禁です。って、これはあたり前か、テヘ。で、受付などは会社によってシステムが違うので、事前に必ず相手方の部署名と、もちろん名前を確認できるものを用意しておくことと。
鷹山先輩：うむ、続けろ。
城：で、会議室に通されたら、ドアから遠いほうの列に座るのと…。そうそう！ 注意しなきゃいけないのは、名刺交換だな！役職が高い人から済ませて行くのが、マナーだからっと。ぼくは先輩の次ですね！ あとはー、うーんと。
鷹山先輩：肝心なことを忘れておるな。
城：え、そうでしたっけ？
鷹山先輩：うーむ。お前のテンポでは、完全に遅刻するではないか！ ヒントをやろう。先手必勝のルールを忘れているようだが？
城：先手必勝？？ んー？ あ！ そういうことか！ すみません！ 役職が低い人から名刺を出すのがマナーだから、もし相手の方に先に渡されてしまったら、「申し遅れました。」って、言わなきゃいけないやつのことですね！
鷹山先輩：この腑抜けが！
城：はう！
鷹山先輩：名刺は素早く相手の喉元に打ち込むのが鉄則だろう！ 一気にカタをつけないでどうする！
城：ええ？！ 先手必勝って、そういう意味なんですか？！
鷹山先輩：笑止！ そんなことで、デストロとの戦いに勝利できると思っておるのか？！ よし、今日の打ち合わせはやめだ！ 帰って、名刺交換の特訓だぞ！
城：そんな身勝手な！ てか、デストロって何のことですか？！
鷹山先輩：（トゥルルルル）「もしもしー、すみません。鷹山ですが。お世話になりますー。はい。本日の打ち合わせの方なんですが、ちょっとリスケの方ってお願いできたりしますー？」
城：うーん。確実に遅れをとってる気がするんだけどなー。
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