「100パーセントの確率でインテルに残る」

これは先日、インテルのDFマイコンが発した言葉だが、その時と状況は変わっているようだ。

マイコンの代理人を務めるアントニオ・カリエンド氏は、マイコンの待遇改善をクラブ要求しているという。その要求が通らなければ、インテルからの移籍も選択肢のひとつになるとのことだ。

今シーズン、数々のアシストやゴールを決めたマイコンのチームへの貢献度は、FWズラタン・イブラヒモビッチにも匹敵する。しかしマイコンの年俸は350万ユーロ(約4.8億円)と格安で、イブラヒモビッチの年俸1200万ユーロ(約16.5億円)と比べれば、その差は一目瞭然だ。そのためカリエンド氏は、インテル首脳陣との会談を求めている。

マイコンにはチェルシーやレアル・マドリーが興味を示しているとも言われており、インテル側も3000万ユーロ(約41億円)以上であれば、移籍交渉のテーブルにつく準備がある模様だ。

なかでも、よりマイコン獲得に前向きなのはチェルシーと見られている。インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は、チェルシーのFWディディエ・ドログバ、DFリカルド・カルバーリョなど加入を望んでおり、彼らが移籍交渉の中に含まれるのであれば、インテルはマイコンの放出も検討するかもしれない。

また、マイコンが務める右サイドバックは、DFダビデ・サントンやMFハビエル・サネッティもこなすことができるため、インテルがマイコンの放出に踏み切っても不思議ではないだろう。