女性11人との間に21人の子供、米国の「無責任男」に批判が殺到。
少子化の傾向は、日本を含む先進国が抱える問題の1つ。晩婚化や子作りに積極的でない人が増えているのが一因のようで、わが国でも収入面や将来の不透明さなど不安材料が多く、若い夫婦が3人、4人と子供を持つのは珍しい話になってきた。一方、米国では今、あまりに多くの子供を抱え、養育費が支払えずに収監された男性が話題を呼んでいる。この男性は11人の女性との間に21人の子供がおり、市民からは「無責任」との批判が殺到中だ。
このニュースはテネシー州の地方テレビ局WVLT-TV(CBS系)が最初に伝えたもので、21人の子供がいると発覚したのは同州ノックスビルに住む29歳の男性、デズモンド・ハチェットさん。ハチェットさんは、子供たちに対する養育費が支払えないことから、一時的に刑務所へ収監された。5月22日に開かれた裁判では11人の女性と15人の子供で養育費をどのように分配するかについて話し合われたが、WVLT-TVがハチェットさんにインタビューを行ったところ、子供の数は15人ではなく21人であることを告白している。
子供たちの年齢層は新生児から11歳で、「同じ年に4人の子供が生まれたことが2度あった」という。ハチェットさんは「こんなに多くの子供を作るつもりはなかった」としつつも、子供のために最高の父親になる気持ちがあることを表明。しかし、ハチェットさんの給料は「米国最低賃金クラス」で、養育費の分配金から推測すると約800ドル(約7万6000円)程度と、21人の子供を養育するには厳しい状況だ。
女性の1人は、月67.5ドル(約6400円)の養育費を受け取る約束をしたものの、実際にはそれより少ない額だった月がほとんどだったとしている。また、ハチェットさんの子供2人を育てている別の女性は、子供たちに与えるミルク代にも困っている状況だという。これに対し、ハチェットさんの弁護士は「彼1人では支えきれないので、テネシー州当局の援助が必要だ」と主張した。
米国の法律では収入の50%を強制的に回収できると定められている。そのため、裁判の席上では、400ドル(約3万8000円)を11人の女性へどのように分配するかが決められたようだ。
WVLT-TVの読者コメント欄には、ハチェットさんや女性たちを非難するコメントが多数寄せられている。そのほとんどが「無責任」「コンドームの使い方を知らなかったのか」などハチェットさんに対するものだが、ハチェットさんが「女性たちは自分に多くの子供がいることを知っていた」と明かしたためか、「女性たちにも同情の余地はない」「お互いの行動の結果じゃないか」とする意見も見られる。また、子供を案じる声や、税金で援助することに反対する意見も多い。
この話題は英メディアでも取り上げられ、英紙デイリー・メールにも読者から批判が殺到。「英国の問題でなくてよかった」「子供を作るなら責任を持て」などの声も寄せられている。
子供たちの年齢層は新生児から11歳で、「同じ年に4人の子供が生まれたことが2度あった」という。ハチェットさんは「こんなに多くの子供を作るつもりはなかった」としつつも、子供のために最高の父親になる気持ちがあることを表明。しかし、ハチェットさんの給料は「米国最低賃金クラス」で、養育費の分配金から推測すると約800ドル(約7万6000円)程度と、21人の子供を養育するには厳しい状況だ。
女性の1人は、月67.5ドル(約6400円)の養育費を受け取る約束をしたものの、実際にはそれより少ない額だった月がほとんどだったとしている。また、ハチェットさんの子供2人を育てている別の女性は、子供たちに与えるミルク代にも困っている状況だという。これに対し、ハチェットさんの弁護士は「彼1人では支えきれないので、テネシー州当局の援助が必要だ」と主張した。
米国の法律では収入の50%を強制的に回収できると定められている。そのため、裁判の席上では、400ドル(約3万8000円)を11人の女性へどのように分配するかが決められたようだ。
WVLT-TVの読者コメント欄には、ハチェットさんや女性たちを非難するコメントが多数寄せられている。そのほとんどが「無責任」「コンドームの使い方を知らなかったのか」などハチェットさんに対するものだが、ハチェットさんが「女性たちは自分に多くの子供がいることを知っていた」と明かしたためか、「女性たちにも同情の余地はない」「お互いの行動の結果じゃないか」とする意見も見られる。また、子供を案じる声や、税金で援助することに反対する意見も多い。
この話題は英メディアでも取り上げられ、英紙デイリー・メールにも読者から批判が殺到。「英国の問題でなくてよかった」「子供を作るなら責任を持て」などの声も寄せられている。