リーガ第21節対ラシン・サンタンデール戦で途中出場にもかかわらず1−1の同点ゴールとバルサのリーガ5000ゴール目となる歴史に残る逆転弾を右足ボレーで叩き込んだメッシ。アンリにはこの小さな巨人がすでにアルゼンチンの英雄マラドーナと重なり合って見えているようだ。

「マラドーナについては何も言うことがないけど、今のメッシと同じようなプレーをできるのは彼くらいだった。昨日の2ゴール目は1986年対ベルギー代表戦で見せたゴールそのものだった。レオにプレッシャーを与えたくはないがここで言っておくよ。時々、レオはマラドーナに見えるんだ」と明かしたアンリ。C・ロナウドとの比較については次のように語っている。

「違ったタイプだから比べるのは難しい。僕はたくさんの選手とプレーしてきたけどレオは本当に特殊だね。グランドに入って、彼にしかできないようなプレーをしてしまう」とメッシについてコメントしている。

　メッシが入ってからの2ゴール逆転勝ち。シーズン始めにも騒がれた“メッシ依存”がマスコミで再び持ち上がっているがこれについては、「レオのような選手がいればある程度の依存は普通だと思うよ。彼が居ないとダメではないけど、居た方がいいに決まっている。でもグループとして戦えるってことも証明してきた。後ろからゲームを作れるし、前線の選手がチャンスをいかしている。グループがあるってことだよ」とある程度の依存は致し方ないと言う。絶好調バルサ、そしてメッシの活躍。バルサの勢いはまだ止まりそうにない。

(スペイン通信）