13日に左ひざ蓋腱完全断裂の重症を負ったミランFWロナウド。パリで手術した執刀チームのサイヤン教授は全治9ヶ月と語ったが、実際のピッチ復帰にはおそらく1年以上はかかるだろう。戦力として計算できるかは当然未知数。さらにミランとの現契約は今年の6月末で切れる。

 そもそも彼が現役を続行するかどうかも、今のところはっきりしないままなのだ。とにかくミランとしては、夏季移籍市場に向けて少しでもアクセルを緩めるわけにはいかなくなった。

 15日付の現地紙によると、理想の補強1番手はドログバ(チェルシー)、次点にロナウジーニョ(バルセロナ)、3番手にRマドリー、チェルシーとの争奪戦が予想されるベンゼマ(リヨン)の名が挙げられている。

 カカ、パト、ロナウド3人の頭文字をとって「Ka-Pa-Ro」と名づけられた夢のブラジルトリオの競演は、合わせてもわずか152分間の幻に終わった。インザーギ、ジラルディーノもいるとはいえ、ミランにはフル稼働できるFWが足りない。上層部にとっては熱い夏が待っている。

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