マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、プレミアリーグが欧州のサッカー界を支配しつつあるとの持論を語った。

 今シーズンの欧州チャンピオンズ・リーグでは、ファーガソン率いるマンUに加え、チェルシーとリバプールが準決勝に進出。また、テレビ放映権の面でも、欧州各国の中で突出する契約金額を誇るプレミアリーグは、人気の面でも他の追随を許さない。

 この状況に、プレミアリーグ最年長監督のファーガソンは、「プレミアの時代」がすでに到来していると断言する。

「プレミアリーグは世界最高のリーグだ。欧州のサッカー界は3つのサイクルで形成されている。1980年代には、イングランドのクラブが欧州の舞台で他を圧倒していた。その後、1990年代はイタリアのクラブが素晴らしい結果を残し、2000年代の初頭にはスペインの時代になった。しかし、今シーズンのバルセロナやレアル・マドリーの状態は、これまでと比べても明らかに落ちている。イングランドのクラブは、すでに彼らを上回ったと考えてもいいだろう」

 プレミアリーグによる“欧州支配”が今後も進むと語るファーガソン。自ら世界一と断言したリーグで首位を走るスコットランド人監督は、自身の予言を証明すべく、プレミアリーグとチャンピオンズ・リーグのタイトルを全力で奪いに行くつもりのようだ。