レイズのブレイク・スネル【写真:Getty Images】

写真拡大

サイ・ヤング賞が決定、ア・リーグで防御率1点台の投手の受賞は18年ぶり

 米大リーグは14日(日本時間15日)、今季の「サイ・ヤング賞」を発表。ア・リーグはレイズのブレイク・スネル投手、ナ・リーグはメッツのジェイコブ・デグロム投手が選ばれた。スネルは防御率1点台での受賞で、これはア・リーグでは2000年のペドロ・マルティネス(レッドソックス)以来の快挙。MLBは公式SNSで今季の圧巻投球のハイライトを公開。ファンからは「史上最高」「これから彼の時代が来る」などと喝采が上がっている。

 160キロに迫るフォーシーム、抜群の落差を誇るカーブ、140キロ近いチェンジアップを駆使し、快投を続けたメジャー3年目の25歳スネル。過去2年で計11勝だったサウスポーが一気に飛躍を遂げ、両リーグ通じて最多の21勝(5敗)、同じく最高となる防御率1.89と驚異的な数字を残した。

 MLBは公式ツイッターで圧巻投球のハイライトを公開。さらに公式インスタグラムでは、あの伝説の219勝右腕ペドロ・マルティネスと並べて対比させる画像を掲載し、スネルの快挙を称えている。

 同インスタグラムによると、DH制のア・リーグのサイ・ヤング賞を防御率1点台で受賞したのはスネルと2000年に18勝(6敗)、防御率1.74で受賞したペドロ・マルティネスだけだという。

2000年のペドロ・マルティネス以来の快挙

 殿堂入り右腕以来、18年ぶり快挙を称える声がファンからは続々と上がっている。

「史上最高」
「スネルは受賞に値する。素晴らしいシーズン」
「ペドロは神」
「スネルは凄い。これから彼の時代が来る」
「スネルは今シーズン怪物だった」
「異常だ」

 また「ペドロは野球におけるマイケル・ジョーダン」「1.74の防御率は凄い」などと改めてペドロの記録に驚くファンも少なくなかった。

 アストロズのジャスティン・バーランダーを上回り栄冠に輝いたスネル。若き左腕の来季の活躍が早くも楽しみだ。(THE ANSWER編集部)