ジュリー騒動より凄かった!あのお騒がせデュオの壮絶黒歴史
10月17日のさいたまスーパーアリーナ公演を「空席が目立った」として開演直前に中止したジュリーこと沢田研二(70)。沢田本人が会見で明かしたところによると、イベンターからは動員が9,000人と聞かされていたという。しかし当日になり、7,000人と判明。席をつぶしていたのが気に入らず、公演を中止したというのだ。
そこで今あたためて話題となっているのが、ロシアの女性デュオ・t.A.T.u.。レナ(34)とジュリア(33)で98年に結成。それまでまったく無名の存在だったが、03年に初来日を果たすと大ブレーク。女子高生の制服姿で歌い、ステージ上でキスを交わすなど過激なパフォーマンスが話題となった。
しかし6月末に出演したテレビ朝日系「ミュージックステーション」への出演を、まさかのドタキャン。それ以前にも海外公演をドタキャンしていたこともあり、“お騒がせデュオ”と呼ばれるように。03年12月1日と2日に東京ドーム公演を行ったが、“日本音楽史に残る黒歴史”と言われる事態となった。
「ドームのキャパは5万人で、初日動員は公式発表で2万5,000人でした。しかしおそらく実数はもっと少なかったようで、“空席祭り”に!あまりにも客がいなかったため、2階席の客が追加料金なしでアリーナへ移動OKという異常事態でした。おまけに持ち歌が少なく、パフォーマンスは1時間足らずで終了。客席からは大ブーイングが巻き起こっていました。2日目も同じで、東京ドーム史上“最低観客動員記録”ともいわれていました」(公演を取材した記者)
結局、t.A.T.u.は11年に解散を正式発表している。ジュリーの今後についても心配になってくるが……レコード会社関係者はこう語る。
「今回のジュリーの場合、激怒するファンもほとんどいなかったそうです。むしろ騒動の影響で、その後の公演のチケットの売れ行きは盛況だといいます」(レコード会社関係者)
やっぱりジュリーは“別格”のようだ。