レッドカードを受けたベシーノ photo/Getty Images

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今節のセリエAは大荒れ模様となってしまった。まず28日のユヴェントス対インテルの上位対決では、17分という早い時間にインテルMFマティアス・ベシーノがユヴェントスFWマリオ・マンジュキッチの足を踏みつけたとの判定で一発退場に。一時はインテルが逆転したものの、最後は数的優位のユヴェントスが再び勝ち越して3-2の勝利を収めた。

そして29日、アウェイでフィオレンティーナと対戦した2位ナポリは前半5分に守備の要であるカリドゥ・クリバーリが後方から相手を倒してしまい、決定機阻止の判定で一発退場。85分を10人で戦うことになり、0-3の完敗を喫した。

何より注目を集めてしまったのは審判だ。ユヴェントスとインテルの一戦を担当したダニエレ・オルサトはベシーノに一発退場の判定を下したのに対し、ラフィーニャに膝蹴りを喰らわすような形でファウルをしてしまったユヴェントスMFミラレム・ピアニッチには2枚目のカードを最後まで出さなかった。

伊『Gazzetta dello Sport』はオルサトの判定を批判しており、ベシーノの退場も適切な判定ではなかったと主張している。ベシーノの一発退場は妥当との意見もあるのだが、ピアニッチが退場とならなかったことにインテルのサポーターも腹を立てているようだ。

伊『Calciomercato』はSNS上がサポーターの批判で荒れていると取り上げており、インテルサポーターからは「これこそセリエAが欧州最低のリーグである理由だ」、「カルチョーポリ2だ」、「オルサトとユーヴェの間には金銭のやり取りがあったんだ」など、不当な判定だと怒りの声を挙げるインテルサポーターが増えているようだ。

その翌日にナポリまで早い時間帯に退場者を出したのは驚きで、ユヴェントスが優勝争いで1歩前に出た。ユヴェントスが強かったのは間違いないが、サポーターとしては納得できない結果だったようだ。

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