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 ゲーム総合情報メディア「ファミ通」は2日、2017年度の国内家庭用ゲーム市場規模速報を発表した。 【上半期は】家庭用ゲーム市場、17年度上期は5年ぶり増 「Switch」「ドラクエ」が牽引

■前年対比121.8%の3878.1億円と好調 17年度の国内家庭用ゲーム市場規模は、ハード・ソフト合計で前年対比121.8%の3878.1億円。17年3月3日に発売されたNintendo Switchが好調で、ハード・ソフトともに市場を大きく牽引。家庭用ゲーム市場は16年度に続き、2年連続の前年比増となったとしている。

 17年度のソフトランキングトップは219.8万本を販売した「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」(3DS)。「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(スクウェア・エニックス/3DS・PS4)は、2機種合計で311.7万本と、タイトル別合算では最多の売り上げとなったという。さらに17年度は16年度の4タイトルを超え、7タイトルが100万本を突破している。

■17年度家庭用ゲームソフト販売本数 TOP10

 1. ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン(3DS) 2. スプラトゥーン 2(Switch) 3. モンスターハンター:ワールド(PS4) 4. ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(3DS) 5. スーパーマリオ オデッセイ(Switch) 6. マリオカート 8 デラックス(Switch) 7. ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(PS4) 8. ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(Switch) 9. 妖怪ウォッチバスターズ 2 秘宝伝説バンバラヤー ソード/マグナム(3DS) 10. モンスターハンターダブルクロス(3DS)

■ハードではNintendo Switchが累計400万台突破 ハードではNintendo Switchが351.3万台を販売し、17年度ハード販売台数の首位を獲得。同ハードの累計は400万台を突破。ソフトタイトルでも、「スプラトゥーン 2」(任天堂/Switch)をはじめ、3タイトルがミリオンに到達し、18年度もNintendo Switchの勢いが持続することが期待されるとしている。

 プレイステーション4は203.6万台を販売、「モンスターハンター:ワールド」(カプコン/PS4)の好調により2位となっている。

■18年度も「Nintendo Labo」など注目作が目白押し 18年度の家庭用ゲーム市場は、Switchと段ボールの工作キットが合体した「Nintendo Labo」(任天堂)のほか、「大乱闘スマッシュブラザーズ」(任天堂/Switch)や、「キングダム ハーツIII」(スクウェア・エニックス/PS4・Xbox One)といった注目作や人気タイトルの発売も予定されていることから、今後の市場動向も大いに期待されるとしている。