パレスチナ自治区ガザ地区のシーファ病院で生まれた結合双生児(2017年10月22日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で22日、結合双生児が誕生し、担当医と親族らは2人が生存するには海外で分離手術を受ける必要があるとして、渡航許可を訴えている。ガザ地区はイスラエルが10年にわたって封鎖を続けている。

 ガザ地区にあるシーファ病院(Shifa Hospital)の新生児集中治療室を率いるアラム・アブ・ハムダ(Allam Abu Hamda)医師はAFPに対し、「ある女性が今朝、腹部と骨盤の部分が結合している双生児を出産した」と明らかにした。

 アブ・ハムダ氏によると、ガザでは対応ができないため、分離手術を受けるために2人を海外へ移送するよう求めているという。

 双生児のおじも匿名で取材に応じ、「彼らがこの地を出て必要な治療を受けることができるよう、私たちは願っている」と述べた。

 主要な器官を共有している結合双生児は、生き延びる可能性が低いとされている。しかし医師によると、双生児は1つの脚を共有しているものの心臓と肺はそれぞれが持っており、容態は安定しているという。

 ガザ地区では昨年11月にも結合双生児が誕生しているが、その後死亡。また、2010年に生まれた結合双生児は分離手術のためサウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)に移送されたが、現地の医師は手術が不可能と判断。同じく後に死亡している。
【翻訳編集】AFPBB News