コロンビアがハメス弾でW杯出場決定! ペルーはドローに持ち込み大陸間POへ《ロシアW杯南米予選》

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▽2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選第最終節のペルー代表vsコロンビア代表が11日に行われ、1-1の引き分けに終わった。この結果、コロンビアが4位で2大会連続6回目の本大会への出場を確定させ、ペルーが5位で大陸間プレーオフに進出することになった。

▽ここまで7勝4分け6敗で5位につけるペルー(勝ち点25)と、7勝5分け5敗で4位に位置するコロンビア(勝ち点26)が激突した。勝利しなければ6位転落でW杯予選敗退の可能性があるペルーはクエバ、カリージョらを起用。一方、勝てば文句なしで本大会出場が決定するコロンビアは、ハメス・ロドリゲスとクアドラード、ファルカオらをピッチに送り出した。

▽試合は予想とは反して両者静かな立ち上がりとなる。そんな中、まずチャンスを作ったのはコロンビア。7分、クアドラードからの右CKにボックス中央のダビンソン・サンチェスが頭で合わせる。しかし、うまく当てきることができない。

▽さらに13分、右サイドからのクロスのこぼれ球をハメス・ロドリゲスがボックス手前から左足を振り抜くが、相手DFにブロックされて、GKガジェセに処理される。

▽対するペルーは28分、ボックス手前でパスを受けたフローレスが切り返しから右足でシュート。しかし、ミートしきれずGKオスピナに処理されてしまう。

▽時間の経過とともに球際が激しくなるが、それでも試合のペースを握るのはコロンビア。33分、敵陣中央やや右でパスを受けたアギラールがアーリークロスを送る。これをドゥバン・サパタがヘディングシュートを放つも、GKガジェセの正面に飛んでしまう。

▽先制点が欲しい両者だったが、その後はラストパスの精度を欠き、ゴールを脅かすことができず、ゴールレスで試合を折り返す。

▽後半に入っても前半からペルーを押し込んでいたコロンビアがやや優勢に試合を進める。すると迎えた56分、GKオスピナからのフィードをD・サパタが頭で競り合う。このボールをボックス内でファルカオが強引に切れ込むと、走り込んでいたハメス・ロドリゲスが右足でゴール右隅へと突き刺した。

▽待望の先制点を奪ったコロンビアは62分、ハメス・ロドリゲスがドリブルから左足でミドルシュート。67分には、クアドラードがボックス左から直接FKで脅かすなど、ペルーを畳み掛ける。

▽ここまで苦しい時間帯が続くペルー。しかし、後半終盤に差し掛かるとセットプレーから試合を振り出しに戻す。ボックス右手前でFKを獲得すると、ゲレーロが右足を振り抜いてGKオスピナの手を弾いてゴールネットを揺らした。

▽追いつくことに成功したペルーはその後、コロンビア陣内への侵攻回数を増やして逆転ゴールを目指す。しかし、最後までコロンビアも譲らず、1-1のまま試合終了。この結果、コロンビアが4位で本大会への出場を確定させ、ペルーが5位で大陸間プレーオフに進出することになった。

◆南米予選最終順位表

(勝点/得失)

1.ブラジル(41/30)

2.ウルグアイ(31/12)

3.アルゼンチン(28/3)

4.コロンビア(27/2)

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5.ペルー(26/1) PO圏

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6.チリ(26/-1)

7.パラグアイ(24/-6)

8.エクアドル(20/-3)

9.ボリビア(14/-22)

10.ベネズエラ(12/-16)