15日午前9時の台風18号の位置と5日間進路予想。

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依然として非常に強い勢力の台風18号。今後も勢力を保ったまま、17日(日)には九州に上陸する可能性が高くなっています。
現段階の予想では、九州北部、中国・四国付近を通過し、17日(日)の夜には日本海に抜ける見通しですが、今回は台風接近前から大荒れの天気に警戒が必要となります。
九州南部ではすでに活発な雨雲がかかっており、あすには西日本の広い範囲で雨風が強まってきます。あすの午後には関東や北陸あたりでも影響がでて、17日(日)には東北でも天気が荒れてくるでしょう。
また、台風に関していうと、九州付近を進んでいるうちはまだスピードが遅いので、西日本では大雨と暴風が長く続くおそれがあります。そして、台風が日本海に抜けたあとも警戒が必要なのが、強い風です。台風が日本海を北上すると、日本列島の広い範囲が台風の東側に入ることになりますから、南風が非常に強く吹きます。雨が止んでも、しばらくは強い風や高波に警戒が必要です。

(気象予報士・多胡 安那)