圧巻の逆転Vを飾った羽生結弦【写真:Getty Images】

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フリー世界新で逆転V、各国が続々速報「ハニュウが世界記録で金メダル」

 フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)は1日、男子フリーが行われ、羽生結弦(ANA)が自身の歴代世界最高を更新する223.20点をマーク。ショートプログラム(SP)は5位と出遅れたが、合計321.59点に伸ばし、圧巻の逆転Vを飾った。世界の各国メディアは3年ぶりの世界王者に返り咲いた羽生の偉業を「キングが王座に帰還した」などと続々速報している。

 スペイン地元紙「エル・パイス」電子版は「ユヅル・ハニュウがハビエル・フェルナンデスから世界王者を奪う」と見出しで特集した。

「ジャッジの評価を受ける間の羽生結弦の涙は金メダルよりも重かった。昨年来、氷上で歴史を記してきたハビエル・フェルナンデスだが、キングが王座に帰還した」

 採点が出るまで感極まった表情でうっすら涙を浮かべていた羽生が、2連覇中のフェルナンデス(スペイン)から王座を取り戻した偉業をこう讃えている。

 フランス地元紙「レキップ」電子版は「ユヅル・ハニュウが世界記録で金メダル」とレポート。「日本人はショートプログラムで5位だったが、ライバルを圧倒し、世界新記録で金メダルを勝ち取った」と逆転劇を高く評価している。

 英地元紙「デイリー・メール」電子版は「日本のハニュウが2度目のフィギュアスケート選手権優勝」と速報した。フランス誌「ル・ポワン」電子版は「日本人ユヅル・ハニュウが2度目の世界タイトル」とレポートし、クロアチア国営放送「HRTスポーツ」も「日本人のユヅル・ハニュウが王座奪還」と続いていた。

 世界最高得点による羽生の逆転劇は、日本のみならず、早くも世界中に大きな衝撃が広がっている。