写真はオフィシャルブログより

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 1986年から放送されていた、伝説的刑事ドラマ『あぶない刑事』シリーズ(日本テレビ系)。2005年に公開された映画『まだまだあぶない刑事』を最後に、続編の話はなかったが、2016年ついにタカ(舘ひろし、65)とユージ(柴田恭兵、63)のコンビが復活。正月公開の映画『さらば あぶない刑事- long good-bye -』で完結を迎える。

 4月27日発売の「FLASH」(光文社)では、その映画のヒロインに菜々緒(26)が抜擢された裏事情を暴露。

 ヒロインの役どころは舘の恋人役。当初は天海祐希(47)が演じる予定だったが、天海のかつての恋人だった吉川晃司(49)も出演することがわかり、オファーを断った。結果、菜々緒が抜擢されたというのだ。

“視聴率貧乏神”の悪評

 10年ぶりの『あぶない刑事』、しかも完結ということで、往年のファンには期待もあるが不安もある。浅野温子(54)、仲村トオル(49)らのおなじみレギュラーメンバーも招集されて盛り上がってきたところで、ヒロイン菜々緒が発表された。

 しかも、天海からの変更で、館とは“超年の差カップル”という設定。この辺りが、映画関係者にいわせると、かなりの不安材料になるようだ。

「クランクイン直前にキャスティングが変わることはよくあることですが、普通は似た人を再キャスティングします。この年齢差でヒロイン役が変更になったとすると、メインストーリーにも改変があったはず。急きょ大幅な変更を行って成功した映画というのは、あまり聞きませんね。むしろ完成度がかなり落ちてしまうことがほとんどです」

 さらに菜々緒は、ドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)、『ゴーストライター』(共にフジテレビ系)、『まっしろ』(TBS系)など、立て続けにドラマに出演しているが、どれも見事に低視聴率。“視聴率貧乏神”と呼ばれつつある。

 ファンは待ちこがれた来年正月公開の映画『あぶない刑事』。すでに撮影に入っているが、菜々緒のヒロイン抜擢で、不安が残ってしまうようだ。

(取材・文/タナカアツシ)