6月21日、群馬県にある「富岡製糸場と絹産業遺産群」が、ドーハで開催されている第38回ユネスコ世界遺産委員会で世界遺産に登録されることが正式に決まった。日本国内では18件目の世界遺産、群馬県においては初めてとなる。「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、富岡製糸場のほか、近代養蚕農家の原型である「田島弥平旧宅」と、養蚕教育機関の「高山社跡」、そして蚕の卵の貯蔵施設「荒船風穴」の4つの近代化遺産によって構成さ