1993年5月19日の神宮球場、午後6時20分開始のヤクルト対広島6回戦は、日をまたいで決着を迎えようとしていた。同点で迎えた延長14回裏2死満塁、絶好のサヨナラ機に打席に入ったのはミミズやセミを食べるなど奇行で知られたレックス・ハドラーだった。佐々岡真司の初球を叩くと、打球は佐々岡の頭を越えて中前に抜けていった。三塁から駆けてきた代走・飯田哲也が本塁を踏んだ。この時、20日午前0時6分。ヤクルトナインが飛