「阪神2−1ヤクルト」(15日、甲子園球場)読み、狙い、完璧に仕留めた。打球は浜風を切り裂く百点満点の弾丸ライナー。最高の感触を手に阪神・佐藤輝はゆっくりと一塁へ走り出した。試合を振り出しに戻す同点の14号ソロ。一振りで虎党を熱くさせ、勝利への流れを引き寄せた。1点を追う二回だ。1死走者なしで第1打席を迎えた。相手先発・高梨が投じたカウント2−1からの4球目、高めに浮いたフォークをフルスイン