39年前「山一抗争」と呼ばれた、血で血を洗うヤクザの抗争事件が起きた。きっかけとなったのが1985年に発生した竹中正久・山口組四代目組長射殺事件である。その事件の主犯格で唯一逃亡を続けていた男が長崎県で生存していたことがわかった。「伝説の逃亡犯」はいったいどのようにして生き延びてきたのか――。「初期の逃亡生活を知っている」と語る元ヤクザに話を聞いた。(前後編の前編)***【写真12枚】事件を伝える当時