木村敬一と富田宇宙のワンツーフィニッシュで沸いた東京パラリンピックから3年が経とうとしている。「ライバル争いの活発化が国内における切磋琢磨を生み、世界につながる」。2022年のジャパンパラで日本代表の上垣匠ヘッドコーチはこうコメントしていたが、まさにそれを体現している2人がいる。両上肢欠損の日向楓と田中映伍。ともに神奈川で育ち、現在は練習をともにする大学生の2人は、抜きつ抜かれつのレースでパリ2024パラ