夫婦が同じ名字であることを義務付ける民法や戸籍法の規定は憲法に反するとして、事実婚の夫婦ら12人が3月8日、国を相手取り、東京地裁と札幌地裁で同時に提訴した。12人は事実婚や法律婚をしている夫婦で、選択的夫婦別姓制度の導入を求めており、1人あたり50万円の損害賠償を請求している。選択的夫婦別姓制度は、1996年の法制審議会で導入の指針が示されたが、自民党の反対にあって国会に法案は提出されず、現在まで実現してい