恒星からの熱で膨張している「WASP-107b」は、大気組成を詳細に観測しやすい太陽系外惑星の1つです。パリ・シテ大学のAchrène Dyrek氏を筆頭著者とする国際研究チームは、WASP-107bを「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」で観測し、これまでで最も詳細な大気組成のデータを得ました。注目すべき発見として、二酸化硫黄と砂粒の雲の検出や、メタンの不検出があり、これらは従来の惑星モデルを書き換えるものです。【▲図1: 恒星