かつては終身雇用の象徴のようだった大企業が早期退職者を募ることも、今では珍しくない。早期退職者の募集でもっとも多いのは45歳以上のミドル層である。そこからは、一部の優秀な人材を除き、伸びしろが少なく給料も高い40代後半以降の社員を、企業側が「お荷物」とみなしている現実が浮かび上がる。早期退職に応じるとしても、会社に残るとしても、この世代の組織人にとってはショックな事実だろう。■「50歳を過ぎたら早く辞め