先月25日に急逝したディエゴ・マラドーナ。アルゼンチンが生んだ唯一無二のレジェンドのあまりに早すぎる死は、世界に衝撃を与えた。このアルゼンチンの天才を語るうえで欠かせないのが、1986年メキシコ・ワールドカップの準々決勝のイングランド戦だろう。51分に本人の言う「神の手」で同点弾を奪うと、その4分後には相手守護神も抜き去る鮮やかな5人抜きゴールで、自身の存在価値を永遠のものへと高めたのだ。この歴史的