南天のろ座にある「NGC 986」は、地球から約5500万光年離れた場所に位置しており、1828年に天文学者ジェームズ・ダンロップによって発見された棒渦巻銀河です。「NGC 986」は棒状渦巻銀河の特徴である、銀河バルジを貫くような棒状構造が銀河円盤内にあり、個性的な渦巻き腕を持っています。その腕には、若い星々が産声をあげるかの様に力強く青白い光でその存在を主張していることが分かります。また、渦巻銀河の様に棒渦巻銀河の