日本有数の別荘地・軽井沢を発着する「しなの鉄道」(本社・長野県上田市)が、開業20年を過ぎてなお快走を続けている。1997年の長野新幹線開業に伴う並行在来線(第三セクター)として一時、深刻な経営危機に陥るも、大株主である長野県などからの支援に救われ息を吹き返し、最近では自らの観光企画などが功を奏して人気を博している。社長を務めるのは、2016年に損保大手・東京海上日動火災保険から送りこまれた玉木淳氏。しなの