同級生からゲイであることを暴露(アウティング)された一橋大の法科大学院生(当時25)の転落死をめぐり、遺族が大学側の相談対応の不備などを訴えている「一橋大アウティング事件」の証人尋問が7月25日、東京地裁で開かれた。学生の父親は、裁判を起こした理由について、事件の経緯を尋ねたのに、大学から回答を拒まれたからだと説明。「何の返答もなく、隠蔽するようなことをされた。腹わたが煮え繰り返る」と不信感を語った。