およそ700年前からタイ北部に伝わる伝統的な青磁器、セラドン焼。タイ北部でとれる黒粘土を使い、800度で素焼きにした後、天然の草木の釉(うわぐすり)をかけて、1250度の高温でさらに焼き上げるという工程を経て作られるセラドン焼は、表面のつやのある透き通ったグリーンと、その下の繊細なひび模様が美しい器です。熟練の職人の手でひとつひとつ手作りされるセラドン焼は、華麗さこそないものの、素朴で温かみのある独特の雰囲