日本の古典物語の傑作として名高い「平家物語」。平安時代末期の平家の盛衰を描き、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。」という書き出しは、多くの人が覚えていることでしょう。現在、そんな「平家物語」の現代語訳を手掛けているのが“リンボウ先生”として知られる作家・国文学者の林望さんです。「謹訳」シリーズ第2弾『謹訳 平家物語』(祥伝社/刊)は第一巻が今年5月に刊行され、「訳の調子が素晴らしい」「面白