マイナー生活13年のロドリゲスがメジャー初ヒット スタジアムで父親が号泣

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13年ものマイナー生活を経て、今月初めにメジャー昇格の夢を掴んだテキサス・レンジャーズ、ギルター・ロドリゲス選手。彼はデビューゲームで見事ヒットを放ち、スタンドで観戦していた彼の父親が思わず涙する姿が米で感動を呼んでいる。

22日のアストロズ戦、ロドリゲス選手はメジャーリーグに初出場することとなった。

レフトへ大きく飛んだメジャー初ヒットの瞬間、チームメートたちも初安打を拍手で祝福したが、この日を待ちわびていた彼の両親は抱き合って大喜び。父親は人目もはばからず号泣するなど、感動的な一部始終が生中継で放送された。



スター選手はほとんど経験することなく、ケガから復帰する際の調整の場として捉えられがちなマイナーリーグ。最近では日本人選手がマイナー落ちした際、過酷なバス移動や質素な食事など、厳しい待遇が報道されることもあるが、その厳しさが競争心を煽り、MLBハイレベルなプレーを陰で支えている。

ギルター選手は13年のキャリアのうち、10シーズンをメジャー下部のAAA(トリプルエー)のさらに下、AA(ダブルエー)で過ごして来たという。そんな苦労を長年見守ってきた両親にとって、このメジャー初ヒットは特別なものだったに違いない。