消えたスタートメニューがWindows 8.1のアップデートで復活へ
Windows 8になって最大の変化はスタートメニューの消滅であり、これまで長く親しまれてきたスタートメニューが消えたことでWindows8にスタートメニューを追加するフリーソフト「Start Menu Reviver」、Windows 8にスタートボタンを新たに追加できるフリーソフト「Pokki」、スタートボタンのなくなったWindows8にスタートボタンを復活させる「Start8」というようにしてスタートボタンの代わりになるソフトが乱立しまくる状態になっていました。しかし、ここに来て、ついにマイクロソフトがWindows 8.1最新版アップデートで従来のスタートメニューを復活させることを、2014年4月2日〜4日(現地時間)の期間で開催されているマイクロソフトのカンファレンス「Build 2014」で発表しました。
http://www.theverge.com/2014/4/2/5574830/windows-9-start-menu-new-desktop-experience
Windows 8.1 Update available April 8th, includes keyboard and mouse improvements | The Verge
http://www.theverge.com/2014/4/2/5573258/windows-8-1-update-download-april-8th-features
これまで、タッチ機能に特化したWindows 8.1にはデフォルトでスタートメニューが存在せず、表示させるにはサードパーティ製のアプリが必要でしたが、現在行われているBuild 2014で今後のWindows 8.1最新版アップデートの詳細がスクリーンショットとともに発表されています。その中で従来のスタートメニューが復活することが明らかになりました。
Windows 7のスタートメニューと同じサイズのものが設置されるものの、Windows 8の特色である「ライブ・タイル」もこれまでと同様に使用可能。タイルメニューの右上にはシャットダウンボタンと検索ボタンが追加されます。
また、デスクトップ環境でWindows 8のアプリを起動可能になり、従来のタスクバーも実装される予定です。
さらにアプリをピンで固定できるようになるため、アプリの発見や迅速なアクセスが可能となっており、The Vergeは「マウス・キーボードユーザーに向けて設計されたアップデートである」と話しています。
スタートメニュー実装の時期は今月の終わり頃という予想ですが、日本時間で2014年4月9日に実施予定のWindows Updateに合わせてWindows 8.1のアップデートが公開され、今回の発表内容がいくつか実装されます。すでにMSDN サブスクライバーでは開発者向けに次回のWindow 8.1アップデートが公開されています。