トーガ、5年ぶりにパリで新作プレゼンテーション開催 2013-14年秋冬

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 「TOGA(トーガ)」が、2013-14年秋冬コレクションをパリで発表した。プレゼンテーション形式での発表は、2008-2009年秋冬シーズン以来、約5年ぶり。海外セールスが伸びているという「TOGA」は、新たにイギリスのPR会社The Wolvesと契約。これを機に今回プレゼンテーションの再開が実現したという。

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 「TOGA」の5年ぶりとなるプレゼンテーションは、会場の中央にモデルが6体ずつ登場。静止したモデルの周りをゲストは自由に見て回ることができ、約15分ほどで全21ルックが発表された。2013-14年秋冬シーズンのテーマは「印象派とモード」。ヌードデッサンや果物など、印象派時代の絵画やラフ画をデジタルプリントでコミカルに落とし込んでいる。また、植物の葉などをモチーフにしたロココ調のパターンを、コットンやポリエステル、シルクなど様々な素材にフロッキープリントで表現しているのも特徴。面ファスナーを使用してパンツスタイルにバルーンフォルムを取り入れるなど、印象派時代のモチーフを「TOGA」の視点から現代の服に作り上げている。

 「TOGA」のデザイナー古田泰子はプレゼンテーションの再開について、「パリの展示会はいつもこの会場(14, rue D'Uzes 75002)を借りている。広さもあるので、ブランドの持つ"強さ"を表現するために以前から展示会以外の方法を考えてはいたが、今回新しいPRと出会ったことでランウェイではなくても何かできるんじゃないか、という話に至り実現できた」と話している。「TOGA」はPR会社The Wolvesの他にも、先シーズンからロンドンを拠点とするディストリビューターSIXとシューズラインをスタートするなどロンドンとゆかりがあり、「昔からロンドンの客が多く、今も取り扱いが最も多いのがロンドンのお店。必然的にロンドンの人と話す機会が多い」という。シューズラインも今シーズンからパリやミラノ、ニューヨーク、ロンドンの4ヵ所で発表した。今後の発表については「同じ場所がキープできればプレゼンテーションを続ける可能性もある」としている。