アンパンマンの生みの親・やなせたかしの多彩な作品を振り返る。大規模巡回展「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」

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アンパンマンの生みの親・やなせたかしの活動を紐解く、大規模巡回展「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」が、6月30日から9月6日まで、世田谷文学館で開催。生涯を通して多くの人に喜びを与えた、同氏の作品を会場で楽しんで。

Who’s Takashi Yanase?

写真提供:(公財)やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団

やなせたかし

1919年生まれ、高知県出身。東京高等工芸学校(現・千葉大学工学部)工芸図案科卒業後、製薬会社や新聞社、百貨店で働き、'53年に漫画家として独立。舞台美術、作詞、ラジオ・テレビの構成なども手がけた。'73年に『あんぱんまん』を発表。2013年、94歳で永眠。

老若男女に愛される、やなせたかしとその作品たち

困っている人がいたら、どこへでも飛んでいく。おなかをすかせた人がいたら、ひとかけらのパンを差しのべる…。優しい心を持ち、笑顔を届けるスーパーヒーロー・アンパンマンに幼い頃、憧れた人も多いはず。そんな誰もが知るアンパンマンの生みの親であるやなせたかしの人生と作品に焦点を当てた大規模巡回展が、東京でもまもなく開催される。

やなせの創作活動の根底にあったのは、人を喜ばせたいという普遍的な想い。漫画家としてキャリアをスタートさせながらも、詩や絵本を作ったり、84歳で自らを「オイ(老い)ドル」と称して歌手活動を始めたり…。94歳で亡くなるまで、アウトプットの形を変えて、老若男女問わず多くの人を笑顔で包んできた。

本展は、やなせの歩みを作品とともに辿れる構成に。初期作品や資料を振り返る第1章に続き、第2〜4章では、彼の多彩な活動にフォーカス。30年間にわたって編集長を務めた『詩とメルヘン』の表紙原画や直筆の詩作品、“やなせメルヘン”と称された絵本の原画などは必見。また、「週刊朝日マンガ賞」を受賞した「ボオ氏」の原画も展示され、セリフがなくてもクスッと笑えるウィットに富んだ作風は、時代を超えると改めて再確認させてくれる。第5章では、アンパンマンについてやなせ自身が解説した作品や、絵本原画、キャンバス画などが並ぶ。

生涯を通して人々を楽しませることに心を注いだやなせたかし。その生き様をぜひ会場で体感してみて。

information

やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ

世田谷文学館 2階展示室 東京都世田谷区南烏山1-10-10 6月30日(火)〜9月6日(日)10時〜18時(入場は17時30分まで) 月曜(7/20は開館)、7/21休 一般1500円ほか TEL. 03-5374-9111

anan 2501号(2026年6月24日発売)より