「スカートは嫌!」幼少期に負った消えない傷の記憶を描く「スカートの呪いが解けるまで」に込めた願い【作者に聞く】

【漫画】本編を読む
小学校低学年で見知らぬ男性からお尻を触られたり、小学校高学年のときに義理の父親が布団に入ってきた…性被害のトラウマを抱えた漫画家・魚田コットン(@33kossan33)さんの「スカートの呪いが解けるまで」を紹介したい。結婚・出産を経て、一見性被害の呪縛から解放されたように見えるが、未だ性的な視線には敏感で「自分の子どもにはスカートを履かせたくない」と本書では綴られている。
■幼少期からの違和感と性被害の記憶を描く理由



幼い頃からスカートや“かわいい女の子らしさ”に強い違和感を抱いていた魚田コットンさんは、服装の好みをからかわれ、痴漢被害を訴えても軽く扱われるなど、声を上げにくい環境のなかで育った。さらに母親の再婚相手による性的虐待は、消えない傷として魚田さんのなかに残り続けた。
そうした過去を作品として描く原点について、魚田さんは「いつか自分に起こったつらかったことを漫画にしたいなというのは当初からずっと考えていました」と振り返る。転機となったのは、ブログに投稿した「母の再婚相手が色々とアウトだった話」が書籍化されたことだったという。
加えて、ブログや漫画を通じて同様の経験を持つ読者から多くの反響が届き、「現在私が結婚し子供を育てているというのが、その方たちにとって希望になっている部分もあった」と実感したことが、本作「スカートの呪いが解けるまで」を描く大きな後押しになったと語る。
作中では、過酷な体験を扱いながらも「できるだけたくさんの人に気軽に手に取っていただけるようにしたい」と考え、表現はあえてマイルドに調整したという。その一方で、当時の無意識の感情を掘り起こし、言葉にする作業には苦労も多かったようだ。魚田さんは、読者に向けて「同じような体験をした方にも読んでもらいたいのはもちろんですが、知らない人や男女ともに読んでほしい」と呼びかけている。
取材協力:魚田コットン(@33kossan33)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

