相談してくれたことが嬉しい


▶▶この作品を最初から読む

35歳の早瀬つむぎは、夫と息子の3人暮らし。しかしその日常は、夫からの「母親なら家事育児をして当然」という“見えない圧力”に縛られていました。夫に助けを求めても「誰の金で生活している」「効率が悪いだけだ」という冷たい言葉で突き放される。つむぎは次第に、自分の本音さえ飲み込むようになります。

そんな彼女の前に現れたのは、謎の少年・焔(ほむら)。「僕は人の心に灯る火の力を吸って生きている」そう告げる彼は、つむぎの胸の奥に押し込められた“思い”の存在を見抜きます。

「普通」や「常識」に囚われ、自分の気持ちに蓋をして苦しむ人へのエールが詰まった『君の心に火がついて』をお送りします。

※本記事はツルリンゴスター著の書籍『君の心に火がついて』から一部抜粋・編集しました。

あれ…起きてたの


人に淹れてもらったお茶 久しぶりだ


…何も変じゃないよ


なんだか俺たちに似てる気がして…


この人は受け入れられるのかな


あまり期待はしない方がいい


彼が変わるとしたらそれは君のためじゃない


正直辛くなるときもあるんだ


きっとわかっててそれだけです


幸せにしなきゃと思ってた


あれ?もう帰ってる


私の戦いは今も続いている


今の自分を生きる時間を大切にしたい


著=ツルリンゴスター/『君の心に火がついて』