7日にアルゼンチンとの親善試合を控えるフランス代表のドメネク監督は4日、先に発表した22人のリストに加えて、マルセイユの左センターバック、ジュリアン・ロドリゲズを招集した。続く5日、フィリップ・メクセス(ASローマ)がケガで欠場することを発表、ドメネク監督は代わりにアーセナルの守備的MF、マチュー・フラミニをメンバーに加えた。レキップ紙などが報じている。

 今回のリストからは、ギャラス(アーセナル)、ブームソン(ユベントス)が故障で外れている。最初に選ばれた22人の中では、テュラム(バルセロナ)、スキラッチ(リヨン)も出場が微妙な状態。4日の試合中にはアビダル(リヨン)もケガで途中交代している。

 メクセスは20歳で代表デビューし、これまで常に代表の有力候補とされながら、6試合しか出場していない。最後に代表戦に出たのは実に2004年2月18日(対ベルギー戦)にまでさかのぼる。今回はほぼ3年ぶりに訪れた出場のチャンスだったが、またしても不運に見舞われた。

 ロドリゲズは1998年にモナコでデビュー。モナコには7シーズン在籍し、リーグ・アンの125試合に出場。2005年にグラスゴー・レンジャーズに移籍した後、今年1月からフランスに戻り、マルセイユでプレーしている。テクニックやスピードは抜群とはいえないが、空中戦が得意で、ディフェンス陣を統率する能力に長け、身体を張った堅実な守りに定評がある。

 フラミニは2003年、19歳のときにマルセイユでデビュー。翌シーズンからは現在まで3シーズン、アーセナルでレギュラーとして活躍している。左のサイドバックとしても起用できる選手。

 なお、28歳のロドリゲズと、22歳のフラミニともに代表選出は今回が初めて。