冬季移籍市場でレアル・マドリーからACミランへ電撃移籍を果たしたFWロナウドが4日、記者会見場に姿を現し、完全復活を誓った。多くの報道陣を前にロナウドは「戦術面での要求が多いイタリアで、自分がまだ『価値のある選手だ』と証明することが最大の願望。自分に出来ることはゴールを量産すること」と断言、住み慣れたミラノでの再出発を誓った。

セリエA第22節対アスコリ戦でのデビュー予定はカターニャで起きた悲劇により延期。“無期限中止”状態のセリエAだが、11日あるいは18日から再開される見通しもある。W杯優勝+得点王、バロンドール、FIFAワールドプレイヤー・・・。数々のタイトルを総なめした怪物FWロナウドにも“スクデット(セリエA優勝)”の経験はない。ペナルティスタートの影響もあり今季の獲得はほぼ不可能。だが「(契約の切れる)08年以降もミランに残りたい」と宣言した今、最後の獲物は完全に視野に捉えている。

佐藤 貴洋