バルセロナのレオ・メッシは、日刊紙“オーレ”でのインタビューを置き土産に故郷アルゼンチンでのリハビリ生活にピリオドを売った。メッシはこのインタビューで自身の状況、バルサでの未来、そして個人的なこと、例えばここ最近報じられている恋人の出現の噂に至るまで語っている。

「いくつものロマンスの噂がでっち上げられている。どれも事実じゃないよ。でも、こういう噂は気にしていないよ。僕に関するそういった噂も僕を知っている人なら嘘だって分かっているからね。興味ないし、ゴシップ記事に振り回されることもないよ」。

 そうきっぱり断言。自分を“内気なタイプ”とするメッシだが、数ヶ月間戦列を離れている彼にとって試合前の時間が懐かしいとも。「試合前にメンバーと話したり、冗談を言い合ったり、ボールを蹴ったりしている時間が楽しいし、好きなんだ」。早くその時間をメンバーらと共有したいというメッシの気持ちが見え隠れしている。

 また、選手たちが試合後にユニフォームを交換することはお馴染み光景だが、最も気に入っている1枚は元レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダンのものだという。「僕にとって初めてのクラシコでゲットしたものなんだ」と嬉しそうに語るメッシ。そして、ロナウドにもビックリしたという。「クラシコの試合前に僕に手を差し出して、“オラー、レオ!”って言ってくれたんだよ。思いも寄らないことだったから、もうビックリしたよ。彼は笑顔の絶えない人だった・・・」。そのジダンもロナウドももういないが、クラシコでの思い出をそう語っている。

 家族をとても大事にしているメッシは、家族とバルセロナの街を歩いていてもファンに囲まれることはほとんどなく、私生活に介入されないバルセロナの生活が気に入っている。

「アルゼンチンではそうはいかないね。ファンにサインとかを写真を頼まれる。でも、バルセロナではそういうことはないんだ」。

 メッシと同じく長期離脱となっていたサミュエル・エトーは一足先に4日のオサスナ戦の招集メンバーに復帰した。プレーに餓えるメッシは「エトーに続け!」とばかりに11日のラシン戦での復帰を目標にリハビリの最終段階に入る。ケガで苦しんだ分さらに成長したメッシの姿がピッチで見られるのも間もなくだ。

(スペイン通信)