冬季移籍市場を賑わせたFWロナウド(30)のデビューが予想以上に早まる見通しである事が判明した。所属クラブACミランのメディカル・スタッフ最高責任者ジャン・ピエール・ムールスマンが1日、「当初の予定では(練習から遠ざかっていた)ロナウドの試合復帰までには最低1ヶ月を要すると思われていたが、あとはちょっとした問題を解決して、コンディション調整をすれば試合復帰も可能だ。近日中にも召集メンバーに名を連ねることになるだろうと期待している」とロナウドの状態を説明した。

同日、チームの合同練習に初参加したロナウドはブラジル人メディアの前で「全てが順調だ。交渉期間中には多くの同郷仲間が相談にのってくれて、ミラン移籍を勧めてくれた」と笑顔で移籍経緯を語ったとの事。

「代表は常に頭の中にある。自分の物語はまだ終わったわけではない。まずはミランでゴールを量産する」と復活を力強く宣言したロナウド。インザーギの負傷もあり4日のセリエA第22節、アウェイでのアスコリ戦でベンチ入りを予想する現地紙も多い。踏み慣れたサンシーロの芝、着慣れない赤黒のストライプ。複雑な思いが交錯するロナウドだが、ピッチに降り立つ日は着実に迫っている。

佐藤 貴洋